【MTG 売買ノウハウ】そもそも、「トリム平均」ってなんやねん?

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2021年3月27日現在

はじめに

久しぶりに売買ノウハウ記事のお時間です。以前、ヘビープレイドの値付けという記事を出して以来ですから、かなり空きました。(以前の記事はこちら。)ほんとはこのシリーズを増やしていきたいのですが、紹介したいカードが渋滞している状況です。笑

今日は「トリム平均」って何?という話をしていきます。トリム平均というのは統計学や経済学の用語なんですが、学校では習っていない方がほとんどだと思います。このブログには毎回のように登場する言葉ではあるのですが、いまさら解説しようと思ったしだいです。

この記事を読めばだいたい分かって頂けると思います。

 

※ただし、独学知識です。間違いがありましたらコメントで指摘ください。修正します。

 

まず、結論

単刀直入に結論から。

トリム平均とは、異常値を排除して正しく平均価値を判断するための計算方法です

ものの価値というのは変動します。人・場所・時期・その他外的要因などによってどのくらい変動するかが決まるわけです。そして、カードゲームは極端に価値の変動が大きい商材でもあります。

なので、ただ価格を見るだけではなく、価値を正しく判断しないと思わぬ落とし穴にはまる可能性が・・・。そこでトリム平均を活用しましょう。というのが今日の話です。

 

詳しい説明

まず、少し極端ですが、例を出します。

例

A~Jの10店舗に在庫があり、それぞれの値付けがあるわけですが、このカードの価値ってどのくらいだと思いますか?観察してみましょう。

 

価格帯を見つけてみる

まず、パッと目に付くのはショップA。何かあったんでしょうか?異常な安さですね。最高値は単独でショップJですが、そこまで異常ではなさそう。299円を付けているショップが2つありますが、実質300円と同じと考え3店舗。380円も2つあります。

だいたいこのカードの価格は・・・280円ラインと380円ラインの中間ぐらいだろうとみるのが良さそうですよね。

このだいたいの感覚で妥当な価格はこのぐらいだろうという価格ゾーンを「価格帯」なんて言い方をします。「だいたい280円~380円がこのカードの価格帯」みたいな言い方です。これは皆様も日常で聞く言葉ではないでしょうか?特に物を売っているビジネスマンはよく聞き、よく使うと思います。トリム平均はこの価格帯を見極めるためのものでもあるんですよね。

だいたいの感覚で妥当な価格はこのぐらいだろうという価格ゾーンを「価格帯」と呼ぶ

 

単純平均の落とし穴

次に平均の話をします。「平均=全ショップの価格合計÷ショップの数」ですが、この10店舗分の価格を単純に平均すると311.70円です。280円~380円の間なので330円ぐらいになるかと思いきや、若干違和感がありますよね?少し安く出すぎています。これはカンタンで、ショップAの10円に引っ張られて、計算上安く出てしまうのが原因です。また、平均は価格帯の中心付近を行きそうなもんですが、そうなっていません。このズレが認識できればOKです。

ここでのポイントは2つあります。

平均価格は異常値に引っ張られて正しい評価にならない。
平均価格と価格帯の中心はイコールではない。

 

トリム平均の考え方

お待たせしました。やっと、本題です。

トリム平均の考え方は、ある程度の異常値があることを前提に最安と最高から決められた%分の件数を排除して平均を計算しましょう。というものです。

例えば、最安と最高から10%ずつとか、20%ずつとかルールを決めて、そこに当てはまるショップは無かったものとして扱います。こうすることで、異常な価格を付けているショップをある程度排除できるわけです。実は簡単なロジックで、特別な知識は必要ない計算方法になっています。

トリム平均を3ステップでまとめると・・・

ある程度の異常値があることを前提とする
事前にルールを決めてその範囲の数値を排除する
排除した後、残った数値だけを平均する

 

排除ルールの決め方

ルールの決め方次第でより大きく削るか小さく削るか選べますが、絶対のルールがあります。それは最安と最高のどちらからも同じ%ずつ(もしくは同じ件数ずつ。同じことですが)排除しなければいけません

カードゲームにおいてはショップが多いので、多くの場合は10%も削れば十分だと思います。また、切り捨てで良いかなというのが持論です。10件在庫の有るショップがあったら2件、25件在庫の有るショップがあったら4件ぐらいが妥当だと思います。様々な価格をチェックできるサイトがありますが、そのほとんどがおそらく10%で計算しているはずです。

ちなみに、余談ですが、これが25%だと中央平均と呼ばれます。

また、切り捨て計算の場合、トリム平均は件数が少ないとただの平均になります。例えば10%切り捨てだと、ショップ数9件まではただの平均です。

最安と最高のどちらからも同じ%ずつ排除する
多くの場合は10%も削れば十分
25%削ると中央平均と呼ばれる
切り捨て計算の場合、トリム平均は件数が少ないとただの平均になる

 

トリム平均の計算方法

上記の例で実際に計算してみます。

例えば、あらかじめ最安と最高から10%ずつ削るとルールを決めておきます。そうなるとショップB~ショップIの8件を合計し、8で割ることになるので数値が変わってきます。実際に計算すると、335.87円でした。より実態に近づきましたね。

ただし、ショップによってカードの状態で複数カウントされている場合があるので、本来はその中身まで見るとなお良いです。が、そんな時間が取れる型の方が少ないと思うので、怪しいと思ったらチェックするぐらいで良いでしょう。

ちなみに、エクセルでの計算方法を記しておきます。これはビジネスでも使える内容です。入力する関数は以下の通り。

「=TRIMMEAN(データ範囲,割合)」

・データ範囲は「セル:セル」で範囲を選択
・割合は削る%の合計を数値で入力(10%なら0.2)

例えば「=TRIMMEAN(B2:B11,0.2)」こんな感じで入力すると自動計算されます。

少しややこしいですが、案外使える関数です。私は商品を売る仕事をしているので、仕事でも他社売価を調べるときなどに活用しています。

 

カードゲームにおけるトリム平均の役割

本来の役割である「価値を正しく判断する基準値」というのは、カードゲームにおいてFOILや絵違い、超特価の排除が容易になるのが大きいです。やはり、そういった数値に引っ張られて価格の変動を間違った認識で捉えてしまう落とし穴を防止することができます。

また、私が最も大事にしている活用方法はトリム平均以上で販売するのは難しいという基準にすることです。例えば、最安より安く出せば売れやすい。これは誰にでも分かると思います。しかし、最安100円、トリム平均300円の商品があり、それを出品しようとしたところ、出品する予定のプラットホームに他の出品が1点もありませんでした。この時価格はいくらにしますか?

私の答えは299円です。

まあ、これは極端な例です。380円でも売れるかもしれません。が、確率は下がると思います。この基準を判断するのにとても活用できるわけです。

全国のショップから、多数出品されている中で、異常値を排除した、平均。それは日本国内のネット取引における誰もが納得しやすいザ・平均と言えるでしょう。活用しない手はないですね。

 

以上!トリム平均の解説でした!超大作!笑

 

まとめ

本日はトリム平均の解説でした。

コメントでご意見などいただけますとうれしいです。

なんせアカデミーを名乗ってますもので、知識はぶつけ合って高めていくものだと思っております。

それでは、マジックで稼いで、好きなカードを沢山買いましょう!
もっと、盛り上がれ!マジック・ザ・ギャザリング!

MTGアカデミーのジンでした。
他の記事も見ていってくださいね。



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