【MTG 高騰】死亡+退場　結論この高騰はフェイクです。理由は？

MTG　高騰

2023.06.19

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2023年6月19日現在

今回の1枚
価格情報
高騰理由
今後の予想
まとめ

今回の1枚

最近、モダンで見かけたカードが値上がってきていたので、ご紹介します。次元の混乱の分割カードです。赤とは思えない効果を持っていますね。ただ、今日の高騰はフェイクなので、そこについても解説していきます。最後までご覧ください。

死亡+退場 Dead+Gone　です。

分割カードってやつで、左右の面を選んで唱えることができます。この時代の分割カードはマナさえ払えば両方唱えられるシステムはついていません。

それでは各面を見ていくと、まず左はクリーチャーにしか当たらないショックです。

1マナの火力としてはまあまあと言ったところでしょうか？

そして、右側は非常に珍しい効果で、3マナでクリーチャーをバウンスします。まさかの赤いバウンス呪文ですね。次元の混乱というカラーパイ（色ごとの役割）がバグったセットだったからこそのデザインです。

使い勝手はと言うと、まあまあ便利といったところでしょうか？赤単でも使えるという点で利用価値のある1枚だと思います。

価格情報

ピョコンとトリム平均だけ跳ねた状態です。最安が動いていないので、やや怪しさがありますね。

ちなみに、時のらせんリマスターで再録されました。まあ、少し使われている程度で、つい最近再録されたコモンが300円を超えるわけがないのですよ。

高騰理由

まず、ポジティブな話題から。使われているデッキはちゃんとあります。モダンのカスケードクラッシュ(ティムール続唱)です。

このデッキは3マナの続唱持ち呪文を唱え、確定で衝撃の足音をめっくて一気にクロックを用意するデッキなのですが、デッキ内に2マナ以下のカードを入れることが出来ない問題があります。それを解決するのが分割カードで、分割カードはデッキの中にいる時点(スタック外)では左右の面を足したマナコストとして扱われるので、2マナ以下の縛りに引っかかりません。

この枠は火＋氷が有名ですが、1マナの脅威に対抗しやすいのは死亡+退場なので、どちらも採用するリストが増えてきています。

具体的な1マナの脅威は・・・まあ言わなくても分かるか。

それでは本題。これはあるあるなので覚えておいていただきたいのですが、分割カードは全く関係のないカードを拾ってしまって異常なグラフになることがあります。これはどういうことかと言うとカード名は「死亡」と「退場」なのですが、それを「死亡+退場」や「死亡/退場」などと表記すると、おそらく自動で取ってきている検索機能が「+」や「/」などの記号によってバグってしまい全く関係のないカードを拾ってしまうわけです。（細かい仕様などは開発者しか分からないので言及しません。また、だからと言ってこれらのサイトが使えないと言いたいわけではありません。むしろ、超有能なサイトです。）

現在、高額な指輪物語：中つ国の伝承のボーダーレス土地を拾ってしまっているようで、急激な高騰をすることになってしまいました。それらバグっている部分を除けば最高額で300円程度なので、トリム平均は150円前後というのが実態です。

このようなことはよくあります。例えば、撃退という英語名が「FOIL」のカードがありとあらゆるFOILカードを拾ってしまいとんでもない価格になることがあったりしますね。