【MTG 高騰】もみ消し　お前の意見なんぞたかが知れているよ。

MTG　高騰

2021.03.18

MTGアカデミーへようこそ。管理人のジンです。

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2021年3月17日現在

今回の1枚
価格情報
高騰理由
今後の予測
個人的な投資状況
まとめ

今回の1枚

3月に入ってから急に値上がってきたカードを今日は紹介したいと思います。このカードは様々なコンボに使えるので、ご存じの方も多いのではないでしょうか？初出はスカージの青いレア打ち消し。

もみ消し Stifle　です。

お前の意見なんぞたかが知れているよ。
――― 激浪計画の生き残り、ペミン

「より強大な力がお粗末で非力な物体にぶつかっただけの事だ。どのような矛盾を期待していたのかね？」
――イーヴォ島の大魔導師、アズグリ

初出のスカージ、再録時のコンスピラシー。両方のフレーバーテキストを載せておきました。画像はコンスピラシーのものですね。

効果はたった一行。「起動型能力１つか誘発型能力１つを対象とし、それを打ち消す。（マナ能力は対象にできない。）」というもの。

マジックは呪文を唱え合うことで進行していくゲームですが、呪文以外に場のカードなどが使える能力も駆使します。その「能力」は4つに分類され、以下の通りです。

起動型能力＝マナを支払ったり、タップしたり、何かのコストとともに発動される能力
誘発型能力＝特定の状況になった時、自動で発動する能力
常在型能力＝場などにいるときに常に発動し続けている能力
呪文能力＝場に出ないソーサリーやインスタントを便宜上表す能力

4つ目の呪文能力はルールの穴を埋める言葉みたいなもんなので、実質3種の能力があるわけです。その中で、起動・誘発の能力を1マナで無かったことにできる効果になっています。つまり、発動し続けている効果以外のたった今発動された能力は全て消せると考えると、想像以上に対象が広いことが分かるはず。1枚で相手の計算を大きく崩すことができるナイスカードですね。

ただし、（）内の注釈にもありますが、マナを産み出す起動型能力は消せませんのでご注意を。

価格情報

3月に入ってから一気にきました。

使えるフォーマットはほぼレガシーのみなので、そこで注目される出来事があったんでしょう・・・。ほぼ答えかな？笑

高騰理由

レガシーの環境を変えるカードがカルドハイムで登場・・・というよりは禁止改定が影響していると見るのが適当だと思います。レガシーで2/15付けで禁止になったのは以下の3枚。

・アーカムの天測儀
・戦慄衆の秘儀術師
・王冠泥棒、オーコ

オーコはただただ支配的で入れ得だったところが問題視されて消えたわけですが、デッキとしては氷雪コン、デルバー系などが弱体化しました。代わりに出てきたデッキは・・・コントロールとデルバー系なんですよね。笑

これら台頭してきているデッキへの対抗策・・・となるとプレインズウォーカーなどの目の前に対処するのはもちろんですが、多色化を支えるフェッチランドを狙い打てるのが最高に刺さります。1マナインスタントの土地破壊扱いと考えると超破格ですよね。環境が多色化していることに対するアンチテーゼになっています。

他にはスタイフルノートと呼ばれるコンボがあり、ファイレクシアン・ドレッドノートのデメリット誘発をもみ消してあげれば、お手軽2マナ12/12トランプル！というコンボです。たまに見かけますね。