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【MTG 売買ノウハウ】偽造カード撲滅!クイズの解答と解説です

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2023年6月3日現在

はじめに

昨日、Twitterで出した偽造カード問題の答えと解説の記事です。まだ投稿をご覧になられていない方は先に見て頂ければと思います。

問題のツイート↓↓

多くの回答を頂きありがとうございます!

詳しく解説しますので、最後までご覧いただければ幸いです。私が「#偽造カード撲滅」の活動をすることで少しでも被害を減らすことが出来ればと思っております。

前置きが長いので、答えだけ知らいたい方は下の方まで飛ばしてください。

 

偽造カードを譲ってください

今回、偽造カードを捨てる前に譲ってくださいと問いかけたところ何件か連絡を頂きました。ありがとうございます!皆様のお力添えで今回の企画が成立しました。今後もDMで連絡を頂ければ対応しますので、よろしくお願いいたします。

以前の「偽造カードを譲ってください」ツイート↓↓

その中で、今回はおいもさん(@potatoman3104のご厚意で提供いただいたカードを使いました。本当にありがとうございます!!

ただ、1つだけ明確にしておきたいことがありますので、少し説明です。「偽造カードとはいえお金を支払って買ったものなので、少額でいいので買い取ってください」という問い合わせに関しては全てお断りをいたしました。これからもお断りさせていただきます。何故かと言うと、ここで金銭を支払ってしまうと、私が事実上の換金場所になってしまうからです。もちろん、連絡いただいた方を偽造カードを作っている業者だと疑っていることはありません。が、万が一でもそういったことに加担することが無いように細心の注意を払っていることをご理解ください。また、ショップを運営している=古物営業法に則った行動をする必要がありますので、商業に利用しない前提でも偽物のカードを買取することはできませんのでご理解いただければと思います。(偽物のカードは万が一でも販売しているカードに混ざらないよう適切に管理しております。)

 

まず、前提のお話

実はこのようにツイッターで偽造カードのクイズをするのは二度目です。前回も同じことを書きましたが、前提のお話を置いておこうと思います。

この問題は正解したからエライ!とか、外したらダメ!とか言いたいものではありません。偽造カードに関心を持っていただき、自衛するための助けになればという思いで発信したものです。(関心を持つことがそもそも不本意ではありますが・・・。)

写真だけじゃわからないよ。という声、ごもっともです。ただ、後ほど出てきますがネットのフリマアプリなどでカードを買うときは写真のみ(もしくは写真すらない状態)で買うことになるのが普通だと思います。写真で判断する知識は持っておくに越したことはないですね。(コメントしていただいた方、ナイスです!)

③この記事についてはあえて「怒り」や「悲しみ」といった感情をなるべく抑えて、いつも通りのテンションで記事にしています。もちろん、偽造カードに対しては怒っています(私も過去に被害を受けています)が、あくまでも事実を楽しく読める文章で書くことを目指していますのでご了承ください。「有益な情報を垂れ流す!いたって冷静に。」をコンセプトでやってますので。

④過去の記事で偽造カードの見分け方についてまとめています。かなり前の記事ですが、よろしければご覧ください。ブックマークとかしておくと良いと思う・・・。宣伝でした。↓↓

【MTG 雑記】真贋判定のポイント解説 全てのPWへ【拡散希望】

 

問題の答え

では、答えです。正解は・・・

 

 

 

 

右側が偽物です。

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では、具体的に見るべきポイント、分かりやすいポイントを解説していこうと思います。もう1枚同じバージョンの精神を刻む者、ジェイスを用意したので、偽物が分かりやすいようにサンドイッチして撮影しました。これから出てくる写真は全て「真ん中が偽物」です。

 

①エキスパンションシンボル

シンボル

これが一番分かりやすかったように思います。明らかに暗く、はっきりしていません。ここに言及された方は多かったです。全体的に暗いというのはありますが、エキスパンションシンボルはカードの色に関わらず色合いが同じなので、フラットに判断しやすいポイントになっています。見比べる用に安いカードでもいいので、なるべく多くのエキスパンションを持っておいた方が良いですね。

 

②下部の文字の太さ

c

新新枠とも言われる現在のカードデザインでは、枠外の文字の色はカードの色やタイプに関わらず黒枠に白字になっています。過去は枠内に書かれていたので、カードの色によって印象が違ったりしたのですが、このデザインになってからはフラットに判断しやすいポイントです。偽物は全体的に文字が太いですね。分かりやすいのは「イラストレーター名左の筆」「©」の2カ所が見やすいと思います。フォントが違うというわけではなく、単純に線が太い感じでした。これも気づいた方が多かったと思います。

 

③枠内の文字のズレ

jace

2

偽物はやはり印刷の質が悪く、文字や枠線がぼやけたりズレたりすることで違和感が生じます。特に今回はJaceの「J」、マナコストの②が下の枠に触れそうなぐらい接近していますね。マナコストの数字部分は多くのカードに存在し、違和感に気づきやすいポイントなので見分けやすいはずです。今回は色も明らかに濃くなってました。

 

④全体的な暗さ

全体

全体の暗さを指摘された方も多かったです。ただ、同時にそこに注目し、本物を「色が薄すぎるのでは?」という見方で逆に捉えてしまっている方もいました。個人的な考えですが、全体的な色の濃淡で判断するのはやや危険。カメラの撮り方などでも変わってきますので、実はフラットな目線で見づらいポイントです。並べるとジェイスの下半身がくっきりし過ぎているので一目瞭然なのですが・・・。

あと、ほんのわずかですが角のカットが偽物は少し鋭角です。これに気付いた方、凄いです!ただ、これも製造時期によって違ったりして判断しにくいので真贋判定の基準として完全ではありません。

 

⑤網点のつぶれ

網点

マジックのカードは本物の場合、インクの1つ1つの点(網点「あみてん」と言います)が均一かつ「◎」がつながったような見た目になります。ハチの巣みたいな感じですね。若干、左の1枚も見にくいですが、真ん中の偽物は網点がほぼ見えません。マントの部分が黒くつぶれてしまっています。これはスマホのディスプレイの性能によると思いますが、拡大すれば意外と一発で分かるポイントでした。

 

写真では読み取れなかった情報

ここまでクイズの写真から判断できるポイントを解説していきました。が、とはいえ偽物もよくできていて、印刷時期の差で少し違うだけなのでは?と思うかもしれません。なので、証拠と言うと大げさですが、裏面とライトチェックの様子を載せておきます。

裏面の画像↓

裏面

ライトチェック(マナ5色の真ん中に同じスマホのライトを透過)↓

ライトチェック

偽物の裏面は全体的にオレンジがかっていますが、非常によくできています。ただ、常にマジックのカードを見ている者としておそらく裏面だけで偽物だと気付けるかな?というレベルです。やはり印刷ムラからくる違和感が伝わってきます。ライトチェックすると一発ですね。光の抜ける量が大幅に違いました。

 

さいごに

最後に少し注意喚起です。今回のクイズは本物と偽物を並べて撮影したので違和感に気づけたというのもあると思います。ただ、実際はフリマサイトなどで写真を見て買う場合、このような状態で出品されていることが多いのではないでしょうか?

↓出品の例

———————————

【MTG】精神を刻む者、ジェイス ワールドウェイク 日本語版 1枚

1枚

<商品説明>

不要になったので出品します。
状態はプレイドです。

傷や汚れが気になる方は、ご遠慮下さい。
ノークレーム・ノーリターンでお願いします。

他のカードも落札頂ければ同梱も可能です。

———————————

この状態で偽物だと気付けるでしょうか?

長年カードゲームを売ってきて、カードショップで働いた経験もあり、毎日数時間カードを触っていて、3年間ほぼ毎日マジックの価格情報をブログで発信し、最近カードショップをオープンした私ですが、正直自信ないです。(半分宣伝でした。申し訳ありません)

手元にあれば、ほぼ確実に真贋を判定できる自信はあります。それはショップオーナーとして確実に持っておかなくてはいけない技術です。が、結論を言うと、↑の状態で見抜くのは至難の業だと思います。

ちなみに↑の写真は全てミラーレス一眼で撮影しており、これが質の悪いスマホのカメラだったとするともっとぼやけた画像になることもあるでしょう。単品の写真だけで完璧に見分けるのはほぼ不可能です。

なので、そういったところでカードを買うときは、最低でも公式のカードギャラリーを見ることをオススメします。↓は公式の英語版サイトで拾ってきた画像です。これを見た後だと何とか違和感に気付けるかもしれません。

イメージ

公式の画像とはいえ、サイトのデザインにはめ込まれているので下部が切れていますが・・・

実際に見比べてみるとどうでしょうか?これまで解説してきたポイントが分かりやすく違っているはず。怪しいなと思ったら、高額カードを買うときなど特に気を付けて自衛をしていくことがとにかく大事です。あとは以前から何度も言っていることではあるのですが、「複数の視点を」「複数の方法で」「複数人で見る」これが最強です。いろんなチェックをしてみる。そして、チェックもいろんな角度でしてみる。そしてそして、仲間の力を借りましょう。人間の目は2人揃うだけで倍になります。使わない手はありません。

いろいろ書きましたが、「複数の視点を」「複数の方法で」「複数人で見る」これだけ今日は覚えていっていただければ幸いです。

 

いかがだったでしょうか?コメントぜひお待ちしております。

今後も皆様にとって助けとなるような情報を発信していきますので、Twitterのフォローをお願いするとともに、多くのプレイヤーに拡散するご協力をよろしくお願いいたします。

 

まとめ

本日は【MTG 売買ノウハウ】偽造カード撲滅!クイズの解答と解説でした。

 

コメントでご意見などいただけますとうれしいです。

なんせアカデミーを名乗ってますもので、知識はぶつけ合って高めていくものだと思っております。

それでは、マジックで稼いで、好きなカードを沢山買いましょう!
もっと、盛り上がれ!マジック・ザ・ギャザリング!

MTGアカデミーのジンでした。
他の記事も見ていってくださいね。

コメント

  1. 日々記事楽しみにしています。
    特に真贋判定の回は勉強になる上にこのサイトにたどり着くきっかけだったので
    ショップでお忙しいとは思いますが偽造・偽物の話は定期的に執筆いただけるとありがたいです。

    私はショップで確認する際、感覚は環境や体調でブレるため
    道具なし・比較対象なしで判断できる「ブルーシートの有無」を頼りにしているのですが、
     ※ライト透過ではなくカードの上下左右サイド面(断面)を確認する方法
    先日大会の合間の雑談でブルーシート入りの偽物もあるよ、という話を聞きました。
    ベストな判断方法は複数チェック!!な事は承知した上でお聞きしたいのですが、
    「ブルーシートの有無」による真贋判定はどの程度信頼できるものでしょうか?
    概ね大丈夫なのか、それともブルーシート入りの偽物の方が多いのか・・・

    • コメントありがとうございます。
      あまり気持ちのいい考え方ではありませんが、
      「偽造カード業者の気持ち」になってみると良いかもしれません。
      偽造カードのクオリティを上げるためにはコストをかけてブルーシートを入れようと思うはずです。
      ただ、入れたところで写真の映りは変わりません。
      なので、コストに見合わないと判断する業者が多いと思います。
      一度買わせてしまえば難癖つけて逃げ切れますから「見てくれ」だけ本物に見えればいいのです。
      しかし、そこまでこだわって偽造を狙う可能性はゼロではありません。
      記事中にも書いてますが、やはり複数の視点でチェックするのが良いですね。

      • 丁寧に回答いただきありがとうございました。
        確かに大半がネットを介しての単発の取引でしょうから、
        重要視するのは「写真の映り」と「生産コスト」になりそうですね。

        そうすると実店舗に流れてきた場合は
        よりクオリティ?が上がっているということになるんでしょうか・・・
        今後は感覚・触覚も加えて複数の視点でチェックしたいと思います!

        • 返信ありがとうございます。
          あと、これは話半分で聞いていただきたいですし、
          そう決めつける意図はないですが、
          偽造カード業者って「印刷屋さん」の可能性が高いです。
          高性能な印刷機が使える仕事orそういう会社にオファーを出せる仕事でないととても難しいと思います。
          ということは、悪い意味で「改善」していけるんですよね。
          異常にクオリティが高い偽造カードってある種の腕試しなのではないかと思ってしまいます。
          ただ、必ずどこかにボロが出るはずなので、チェック項目をしっかりと意識して自衛していきたいですね。

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