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2020年12月29日現在
今回の1枚
時代の流れでしょうか?スタンダードの時には少ししょっぱかったセット・ゲートウォッチの誓いから再評価されているカードが多く出てきているように感じています。本日はそのゲートウォッチの誓いより、赤いインスタントをご紹介。
コジレックの帰還 Kozilek’s Return です。
カードゲームには下位互換、上位互換という考え方が存在します。2つのカードを比べたときに劣っている部分がなければ上位互換、逆に勝っている部分がなければ下位互換と定義するのが分かりやすいですね。例えば、2マナ3点火力の稲妻の一撃と1マナ3点火力の稲妻はそれぞれが下位互換、上位互換の関係にあります。
では、今回のコジレックの帰還には上位互換が存在するかというと・・・これが難しい。全体火力と言うと亜種がたくさん存在し、特に3マナの全体火力は豊富で、ソーサリーで良ければ超優秀な全体3点火力が沢山あります。
そんな中、コジレックの帰還は全体2点・・・。ただし、オマケがついているのを正しく評価する必要がありますね。特徴は大きく3つあります。
②インスタントであること
③墓地から使える効果がついていること
①は本当に稀に活躍する効果です。簡単に言うとプロテクション赤を焼けます。赤アンチのクリーチャーは回復を持っていたりするので、一刻も早く退場させたいわけですが、それらをまとめて焼けるのは偉いですね。例えばこんなカードとか。
そして、②が真骨頂でしょうか。やはりインスタントというのはそれだけでポイントが高くなります。基本は全体火力と言うと上記のようなソーサリーの3マナ全体3点火力が優先されるので、インスタントタイミングではガードが下がってることが多いです。相手の意表を突くカードと言えるでしょう。
最後の③はド派手な効果になっています。大型エルドラージを唱えると墓地から0マナで全体5点火力を飛ばします。これが強力なのは言うまでもないですが、墓地からってのが最高ですね。ただし、事前に墓地に落として仕込んでおかないといけないので、使いにくさが少しあります。
以上を総合的に判断すると、やはりソーサリーの3マナ全体3点火力が沢山ある中、これを使うということは大型エルドラージを叩きつけるビッグレッドみたいなデッキかな?と思いませんか?私もそう思ってましたが、現実は違うようです。なんとこのカードは「2点しか与えられない」ということに注目されて、活躍の幅を広げています。
詳しくは高騰理由で。まずは価格情報どうぞ。
価格情報
着実に上がってきていますね。高騰というよりはジワジワきてる感じですが。
再録もないことと、神話レアであることは追い風になりそうですね。
高騰理由
活躍場所はモダンです。そして、デッキは意外にも赤系の果敢デッキに採用されています。
主にサイドからの活躍ですが、なぜ数ある全体火力の中でこのカードが注目されているかというと、赤い果敢を持つ優秀なクリーチャーは軒並みタフネスが2だからです。
これらのクリーチャーは、
②果敢が誘発し、タフネスが3に上がる
③コジレックの帰還が解決され、全体に2点が飛ぶ
という流れになるので、巻き込まれることがありません。これが、全体3点だと巻き込まれて自軍も更地になってしまいます。
また、相手が果敢クリーチャーを止めるために使ってきたコンバットトリックに合わせて使うことで、1対1交換どころか1対複数交換を取りやすいカードでもありますね。
現在、モダンで幅を利かせているデス&タックスのクリーチャーは全滅。果敢のミラーマッチでも自ターンに撃てば相手クリーチャーだけ全滅。死者の原野から出てきたゾンビが全滅。と、幅広く刺さるのも良い感じですね。
果敢以外にも死の影を使うような赤黒のデッキでも自軍クリーチャーが巻き込まれないので、採用されているようです。
今後の予測
もう少し上がって1,000円を超えてくると見ています。
あくまでもサイドボードカードだとは思いますが、活躍の幅が広いのがポイントです。今はモダンが中心ですが、パイオニアで軽いビートダウンが流行るようなことがあれば、更に注目される可能性も秘めていますね。
個人的な投資状況
12枚あります。ただ、仕入額はそこまで安いわけではありません。平均500円ぐらいです。
今後の動きとしては500円以下で見つければ買うというのを続けようと思っています。売りに出すのは完全に高止まりしてからで良いという判断です。急に下落するようなタイプのカードでもなさそうですからね。
まとめ
本日はコジレックの帰還でした。
コメントでご意見などいただけますとうれしいです。
なんせアカデミーを名乗ってますもので、知識はぶつけ合って高めていくものだと思っております。
それでは、マジックで稼いで、好きなカードを沢山買いましょう!
もっと、盛り上がれ!マジック・ザ・ギャザリング!
MTGアカデミーのジンでした。
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