【MTG 高騰】吸血鬼の呪詛術士　きゅうけつきのじゅちょじゅつち

MTG　高騰

2023.04.07

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2023年4月7日現在

今回の1枚
価格情報
高騰理由
今後の予想
個人的な投資状況
まとめ

今回の1枚

今日は変わった効果を持つゼンディカーの吸血鬼・シャーマンをご紹介。上手に使えば様々なコンボを産み出すことが出来るカードです。登場から13年以上が経過し、コンボの幅も広がってきています。

吸血鬼の呪詛術士 Vampire Hexmage　です。

血の狩りの興奮が失われてしまった彼女は、より目に見えない支配のしかたを求めた。

黒のダブルシンボル2マナ、2/1、先制攻撃という悪くないスタッツに加え、生け贄に捧げるとパーマネント1つの上からカウンターを全て取り除くことができます。

戦闘能力というよりはどちらかと言うとカウンターを取り除く効果がメインです。有名なのは暗黒の深部からカウンターを取り除いて即座にマリット・レイジを出してしまおう！というコンボですね。

デッキ名としてはヘックスメイジデプスなんて呼ばれてました。今でもこのギミックを入れたデッキをレガシーで見かけます。では、このデッキに強化が入ったのかと言うと・・・別の理由があるので高騰理由で説明していきましょう。まず、価格情報をどうぞ。

価格情報

ぴょこんと跳ねました。価格水準が低いので、高騰と言っても数十円ですが時のらせんリマスターで再録したばかりと考えるとよく上がって来たなという印象です。

ちなみに、他にもダブルマスターズ、コンスピラシー、統率者2014と様々なセットで再録しており、市場に出回っている枚数はそこそこ多いと思います。

高騰理由

高騰理由は新セット・機械兵団の進軍で登場したバトルが影響しています。

バトルは相手の場所に出すプレインズウォーカーのような性質を持っている新カードタイプです。性質としてはこんな感じ。

・戦場に出たときに対戦相手を選ぶ
・右下の数字分のカウンターが乗って戦場に出る
・選んだ対戦相手以外はバトルに攻撃できる
・選んだ対戦相手は攻撃をブロックで防ぐことができる
・右下のカウンターをダメージで削っていき、全部削ったら裏面になる

このバトルですがやはり新カードタイプということもあり大量に登場したわけですが、その中に吸血鬼の呪詛術士と組み合わせてくださいと言っているかのようなカードがあります。イコリアへの侵攻です。

これをX＝2で唱えるとデッキの中から吸血鬼の呪詛術士を持ってこれるので、即座にカウンターを撤去して裏面になることができます。実質、4マナ、8/8、到達、人間でない各クリーチャーにスーパートランプル（ブロックされても全ダメージをプレイヤーに叩き込むことを選べる能力のことをこう言ったりします。）を付与するクリーチャーとして運用できるわけです。しかも、吸血鬼の呪詛術士の効果はいつでも起動できるので、相手のエンドフェイズまでバトルとして置いておいて、ターンが返ってくる前にクリーチャーにすることで隙が少なくなるのも良いですね。

このコンボはモダン以下でしか成立しませんが、悪くないギミックだと思っています。吸血鬼の呪詛術士は相手のプレインズウォーカーに対する除去としても機能する器用なクリーチャーなので、イコリアへの侵攻と合わせて4枚ずつ採用しつつ、状況に合わせて他のクリーチャーも持ってきながら戦うシルバーバレット的なデッキが組めるかもしれません。ヘックスメイジバトルとでも呼ぶのでしょうか？

というか、イコリアへの侵攻が強いですよね。モダンで禁止になっている緑の太陽の頂点が1マナ重くなっただけで、色の縛りも消えて、墓地からもいけるという。（新たに「人間でない」の縛りが追加されていますが・・・）