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2023年10月7日現在
今回の1枚
今日はとあるリアニメイト呪文をご紹介。マジックほど「墓地から戦場に戻す」という行為のバリエーションが多いゲームも珍しいと思います。統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦いより。
地下墓地より From the Catacombs です。
墓地のクリーチャーを死体カウンターが置かれた状態で戦場に出します。そして、イニシアチブを得るという効果です。このクリーチャーは戦場を離れるとき、追放されるデメリットが付きます。死体カウンターはその目印的な役割ですね。
さらに面白いのが脱出を持っている点。脱出とは墓地からカードを追放しつつ指定のコストを支払えば墓地から唱えられるというキーワード能力で、このカードの場合は墓地を5枚追放しつつ5マナ支払うことで墓地から唱えられます。リアニメイト呪文なのに墓地を追放してしまうところに使いにくさを感じますが、大量に墓地を肥やせるデッキならマナと墓地の枚数が続く限り何度もリアニメイトできてしまいますね。
イニシアチブに関しては過去の記事から解説を持ってきておきますので、ご存じの方は飛ばしてください。
イニチアチブを得るとは統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦いから登場したシステムで、まずイニシアチブを得ると↓のカード(トークンのようなもの。別に用意しなくてもOK)を持った状態になることを言います。
これはただの目印で、パーマネントとして場に出すわけではありません。ゲーム中にイニシアチブを持てるのは1人のプレイヤーだけで、以下の4パターンでイニシアチブは移動していくことになります。
②イニシアチブを持つプレイヤーに戦闘ダメージを与える
③イニシアチブを持つプレイヤーが敗北した時点のターンプレイヤー
④イニシアチブを持つプレイヤーがターン中に敗北したらターン順が次のプレイヤー
また、イニシアチブは得たときに誘発がある関係上、イニシアチブを持った状態で再度イニシアチブ得ることができるようになっていますのでご注意を。2つに増えたりはしません。
では効果ですが、イニシアチブを得たときとイニシアチブを持った状態でアップキープを迎えたら専用のダンジョンカードである「地下街」を探索します。
「地下街」を探索するとは探索するたびに一番上の部屋から探索マーカーを進めていき、マーカーがたどり着いた場所の効果が誘発するというシステムです。行き先が分岐している場合はどちらかを選んで進み、戻ることや横に進むことはできません。最後のマスまで行くと「ダンジョンを踏破」した扱いになります。これはゲーム中に限り事実として残るだけです。
フォーゴトン・レルム探訪で登場した「ダンジョンを探索する」とは少し違い、入るダンジョンが「地下街」と指定されています。逆に通常の「ダンジョンを探索する」では地下街に入れませんが、地下街に入った後に「ダンジョンを探索する」で先に進むことはできますので覚えておきましょう。
価格情報
価格水準は低めですが、上昇傾向です。ただ、思った以上に元々の価格が安いなと言う印象。「何度も使えるリアニメイト呪文」というだけで条件が厳しくても評価されそうなものですが・・・。
ちなみに拡張アート版が存在します。これに関しては高騰理由でもう少し詳しく解説。
高騰理由
まず、このカードは統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦いのカードとはいえ、統率者デッキのみに収録されているカードです。その為、通常のブースターからは出ません。拡張アート版だけがコレクターブースター限定で排出されます。若干手に入りにくいわけですね。
使われているデッキが多いわけではありませんが、墓地を肥やせてクリーチャーが強いデッキや相手のデッキを切削するデッキであれば活躍できます。なんといっても墓地から唱えられるので、地下墓地よりそのものが墓地に落ちてもOKなのが良いですね。このあたりの統率者がピッタリ。
更にはレガシーでも使われており、青黒系のデッキでサイドボードに取られていることがあります。マナフラッド受けになるのとイニシアチブ&墓地利用による戦略の目線変えが大きな価値だそうです。個人的には使ったことが無いので使用感は分かりませんが、確かにレガシーで墓地から有力なクリーチャーが帰ってきつつイニシアチブをとることが出来れば相当勝ちに近づくので、サブプランとしてはありですね。
今後の予想
感覚的には500円ぐらいしても良いカードだと思いますが、そこまで広く使われているわけではないので今の価格で妥当と言ったところでしょうか。
そもそもあまり知られてないのではないか?という懸念。もしかして、今後使えることが広まってくるかも。そうなれば本当に500円ぐらいになる・・・かも?
まとめ
本日は地下墓地よりでした。
コメントでご意見などいただけますとうれしいです。
なんせアカデミーを名乗ってますもので、知識はぶつけ合って高めていくものだと思っております。
それでは、マジックで稼いで、好きなカードを沢山買いましょう!
もっと、盛り上がれ!マジック・ザ・ギャザリング!
MTGアカデミーのジンでした。
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