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2023年4月24日現在
今回の1枚
そろそろこのカードを取り上げておかないといけないカードをご紹介。ジョークセットであるUnfinityのインスタントなのですが、面白い効果を持っています。
Pair o’ Dice Lost です。
アストロトリウムは廃棄物ゼロの施設です。つまり廃棄物には対処しておりません。
まず、英語版しかないので日本語テキストをどうぞ。
6面サイコロを2つ振り、自分の墓地にある望む枚数のカードをマナ総量の合計が出た目の数以下になるように回収するインスタントです。自身は解決したら追放されます。
6面サイコロを2つ振った時の出目がどうなるかをイメージしやすいように確率を計算するとこんな感じ。
3⇒5.55％
4⇒8.33％
5⇒11.11％
6⇒13.88％
7⇒16.66％
8⇒13.88％
9⇒11.11％
10⇒8.33％
11⇒5.55％
12⇒2.77％
期待値は7ということになります。
なるほど、だいたい7マナ以下になるようにカードを何枚か回収できるカードなのか。ランダム性あるし、微妙かな？と、思いきやこの効果で回収できるのは「カード」ですので、土地のようなマナコストのないカードはどの目が出ても全て回収できます。これはもちろん待機呪文や0マナのアーティファクトも同様です。更にXマナを含むカードはX=0で計算しますので都合がいいですね。
とはいえ、このカードはジョークセットのカードだから普通の対戦で使えないんでしょ？と言いたいところなんですが、Unfinityはドングリ型のホログラム(アンコモン以下はドングリ型の印刷)が付いていなければレガシー以下で使用可能になっています。このカードはついてないので使えるというわけですね。
価格情報
なんとも安定しないグラフですが、レガシー以下でしか使えない5マナのインスタントにしては上出来の価格なのではないでしょうか？トリム平均的には上昇傾向で、500円を一時突破しました。
ただ、1つ申し上げておかないといけないのはUnfinityにはギャラクシーFOILという特殊な光り方のバージョンがあります。使われているカードであればギャラクシーFOILが数千円で取引されることもあるので、それがトリム平均を押し上げている可能性があることは意識しておかなくてはなりません。ってことはこのカード、使われてるってこと？？
高騰理由
レガシーにおいて0マナのカードを多用し、それが墓地に行くデッキと言えば何を思い浮かべますでしょうか？1つ超有力なデッキがあります。ANTです。
簡単にいうとストームデッキで呪文を連打して↑の苦悶の触手を撃ったら勝つよね。というデッキになっています。レガシー屈指のコンボデッキですね。
このデッキには苦悶の触手を手札に加えつつ、呪文を連打しつつ、マナを産み出せるギミックとしてライオンの瞳のダイアモンドと冥府の教示者が使われています。
更にマナ加速の定番である水蓮の花びらも採用され、色が散らばっていることで各種フェッチランドもたくさんデッキに入るわけです。
更に更に1マナのドローと1マナのマナ加速がてんこ盛り・・・。
そろそろお気づきかもしれませんが、このデッキでPair o’ Dice Lostを撃つとほぼ全て墓地のカードを回収できます。とにかく4マナの苦悶の触手を撃てるだけのマナを残して呪文を10枚ほど連打すればいいわけですが、どうしても消耗していて連打しきれないときにコンボの中継地点として使うとリソースを一気に回復できるのがポイントですね。
では、この使い方が突然見つかったか？というとそういうことではなく、発売当初から面白い使い方ができることは話題になっていました。ただ、Unfinityというジョークセットであることでリミテッドを遊び終わったら売る方が多いのか市場には在庫が大量にあることと、採用するとしても枚数を取るカードではないということで今まで大きな値動きがなかった状態です。それがようやくグラフ的にも値上がってきたので良いタイミングだと思って紹介しました。
今後の予想
最安が伸びてこないのはUnfinityならではでしょうか？市場の在庫は沢山あるみたいですので、今の価格のまましばらく行きそうです。
最安が常時200円を超えてくるぐらいだと売りやすいのですが・・・しばらくはこのままかなと思います。
まとめ
本日はPair o’ Dice Lostでした。
コメントでご意見などいただけますとうれしいです。
なんせアカデミーを名乗ってますもので、知識はぶつけ合って高めていくものだと思っております。
それでは、マジックで稼いで、好きなカードを沢山買いましょう！
もっと、盛り上がれ！マジック・ザ・ギャザリング！
MTGアカデミーのジンでした。
他の記事も見ていってくださいね。
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