【MTG 高騰】未練残り　死すら夕食の妨げにはならない。

MTG　高騰

2022.08.23

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2022年8月23日現在

今回の1枚
価格情報
高騰理由
今後の予想
個人的な投資状況
まとめ

今回の1枚

今日はパイオニアで大活躍中のカードを取り上げたいと思います。かわいいイラストもさることながら、意外と実力派で良いカードです。イニストラード：真夜中の狩りより、レアの白黒ソーサリー。

未練残り Can’t Stay Away　です。

死すら夕食の妨げにはならない。

マジックの猫（リアルサイズの猫、八頭身の猫ともに）ってかわいいですよね！このカードのイラストは猫好きにとって至高の1枚なのではないでしょうか？実は死してなお餌を食べにくる猫のイラストなので、少し悲しいフレーバーなんですが・・・。ちなみにカード名は「cat stay away spray」という猫除けスプレーのパロディだと言われています。猫除けなんて・・・とんでもない！！

それでは効果の解説ですが、シンプルに自分の墓地から3マナ以下のクリーチャーを戦場に戻すというものです。戻ってきたクリーチャーは死亡時に追放されてしまいます。そして、フラッシュバックが付いており、5マナで墓地から唱えることが可能です。

類似カードとしては発掘が挙げられますね。

違いをまとめるとこんな感じ。

・1マナ重く、白が必要
・サイクリングがない
・戻したクリーチャーが死亡時に追放される

という点で劣りますが・・・。

・フラッシュバックが付いている
・スタンダード、パイオニアで使える

という点においては優位性があります。

モダン以下の環境では基本的に発掘の方が使いやすいですが、スタンダードとパイオニアにおいて、かなり優秀なリアニメイト呪文だと言えるでしょう。

価格情報

かなり良い感じの上がり方ですね。トリム平均、最安ともに上がってきています。いわゆるカスレアの部類でしたが、大出世ですね。

まだスタンダードのカードで、団結のドミナリアが出た後もスタンダード現役のカードですし、当然再録はありません。例によって、拡張アート版やInnistrad: Double Featureのモノクロアート版などはあります。

高騰理由

これはものすごく分かりやすい理由があります。パイオニアのアブザンパルへリオンです。（パルへリオンシュート、アブザン脂牙、パルへリオンコンボなどなど様々な呼び方があるので、毎回呼び方が変わっています・・・。どれで呼べばいいのでしょうか？笑）

このデッキは黒緑の墓地肥やし手段を多用しながらパルへリオンⅡを墓地に落とし、大牙勢団の総長、脂牙で釣ってくるコンボデッキです。

パルへリオンⅡを墓地に、大牙勢団の総長、脂牙を戦場に用意すればコンボが成立しますが、デッキトップから無作為に墓地を肥やしまくるので、大牙勢団の総長、脂牙が墓地に落ちてしまって「釣り竿」が手札に来ないパターンが一番起きやすい事故です。

そこで、未練残りを採用すれば5枚目以降の「釣り竿」として機能し、事故を軽減できることから重宝されています。最悪、全部墓地に落ちてしまってもフラッシュバックで墓地からコンボにつなげられるのも良いですね。

今、パイオニアでも人気のデッキにおいて採用するリストが増えているとなれば高騰するのは納得でしょう。

ちなみに、これは友人から教えてもらったのですが、墓地を追放できるカードを持っている際、大牙勢団の総長、脂牙を対象に未練残りを撃たれた場合、深読みしてパルへリオンⅡの方を追放するのはやめた方がいいようです。理由は釣ってくる機体は種類が多く、2の矢3の矢をすぐに用意されてしまう可能性が高いから。