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【MTG 高騰】Ice Cauldron 高騰カードは神出鬼没

Ice Cauldron MTG 高騰
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2023年4月10日現在

今回の1枚

今日は友人から教えてもらったカードをご紹介。youtubeで話題になったみたいですね。アイスエイジのレアアーティファクト。

Ice Cauldron です。

Ice Cauldron

日本語版がなかった時代のカードなので、まず日本語テキストをどうぞ。現代の簡素化されたテキストでもかなり長いです。

(X),(T):あなたは、あなたの手札にある土地でないカードを1枚追放してもよい。そのカードが追放され続けているかぎり、あなたはそのカードを唱えてもよい。Ice Cauldronの上に蓄積(charge)カウンターを1個置き、この起動コストとして支払ったマナのタイプと量を記録しておく。Ice Cauldronの上に蓄積カウンターが置かれていないときにのみ起動できる。
(T),Ice Cauldronから蓄積カウンターを1個取り除く:最後に記録されたマナのタイプと量を加える。このマナは、最後にIce Cauldronによって追放されたカードを唱えるためだけしか使えない。

最近のセットではほぼデザインされないタイプのカードで、盤面に関係なく「何かを記録し続けなければならない」カードになっています。なので、かなりややこしいですが、手順を分解するとこんな感じ。

①タップ+Xマナ支払って手札のカード(土地以外)を追放する
②支払ったXマナのタイプ(色)と量を記録しておく
③Ice Cauldronの上に蓄積カウンターを置く

ここまでが準備段階。要はマナを貯蔵できるカードだと思っていただければいいと思います。このマナを貯蔵する効果は蓄積カウンターが乗っていないときのみ起動できる制約付きです。

そして、タップ+蓄積カウンターを1つ取り除くと最後に記録したマナを得ることができ、このマナは最後にIce Cauldronで追放したカードにのみ使うことができます。1つ目の効果は蓄積カウンターさえ乗っていなければ何度でも起動できますが、大事なのは最後に追放したカードと支払ったXマナがどのようなものであったか。これを明確にしておく必要があるので注意。

ルールの勘違いが多いポイントがいくつかありますので、書き残しておこうと思います。

・前半は起動効果、後半は起動効果でありマナ能力である
・X=0で追放効果を起動できる
・追放したカードを唱えるとき、マナ能力のマナを必ずしも使う必要はない
・Ice Cauldronが場を離れても追放したカードは唱えられる
・追放時に払ったマナが軽減されていた場合、マナ能力では実際に支払ったマナのみ手に入る
・マナ能力を使ってマナを出しつつ追放したカードを唱えないことも可能

勘違いポイント多いですね。直観的に分かりづらい効果ですし、自身の設置に4マナかかるわけですからコスパも悪く、かなり使い辛いカードだと思います。なんとか使い道を見出すとすれば重たいカードのマナを分割して支払うのが良いでしょう。え?このカードならではのコンボがある?そんなまさか・・・。

 

価格情報

Ice Cauldron価格

急激に上昇。これは本当に何らかの使い道がなければこうはなりませんね。

ちなみにポジティブな要素を1つ挙げると再録禁止カードに指定されています。それが背中を押している事情はあるでしょう。

 

高騰理由

このカードは1つ要素を理解すると高騰理由が見えてきます。それはカードを追放領域から唱えられるということです。つまり、このような統率者と相性が良いわけですね。

戦慄の狼の伝令官、ファルドーン 指揮官リアーラ・ポーティア

情熱的な考古学者

ちょうど統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦いで追放領域から唱えることでボーナスを得られるカードが増え、自由自在に手札のカードを追放領域から唱えられるIce Cauldronが注目されることになりました。それがメインの高騰理由です。

このカードが某カードショップのyoutubeで紹介されたらしく、独自性のある効果であったため話題になったらしい。こういう誰かの発信で高騰するパターンも増えてきているので、情報提供をお待ちしております。是非ともご協力ください。

そういえば、「追放領域から唱えることによるボーナス」という要素はこれからも出てくるのでしょうか?あまりデザインとしてややこしくなるので増やしまくることはないと思いますが、そういったカードが出てくるたびに注目されるかもしれませんね。

 

今後の予想

流石に一過性の高騰だと思いますが、再録禁止カードに指定されているのがとてつもない追い風になっています。市場の在庫が一時的に枯れた状態です。

市場の在庫が復活するのは見込めないので、ブームが過ぎた後も1,000円以上の価格をキープすると思います。

 

個人的な投資状況

流石に1枚もありませんでした。アイスエイジのころの在庫は弱いですね。

ショップを開いてからは徐々に古いカードの在庫も拡充していかないと・・・。大変だ・・・。

 

まとめ

本日はIce Cauldronでした。

 

コメントでご意見などいただけますとうれしいです。

なんせアカデミーを名乗ってますもので、知識はぶつけ合って高めていくものだと思っております。

それでは、マジックで稼いで、好きなカードを沢山買いましょう!
もっと、盛り上がれ!マジック・ザ・ギャザリング!

MTGアカデミーのジンでした。
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コメント

  1. ジン殿、本日も更新お疲れ様です。

    《嵐の大釜/Storm Cauldron》という訳礼にそえば、『氷の大釜/Ice Cauldron』となりますかな。

    >「追放領域から唱えることによるボーナス」という要素はこれからも出てくるのでしょうか?

    う~ん・・・・難しい質問ですなぁ。
    そもそも、その前提たる『追放領域から唱えられるカード』や『追放領域を利用出来るカード』。
    これらのデザインに、開発部の皆様もだいぶ難産してるように思えるんですよね。
    『利用』は『悪用』と腹背中、手の平と手の甲、コインの裏表。
    マジックの長い歴史を振り返って見ても、追放領域は旧ルールの“願いから願いのループ”から始まり、
    “追放領域《食物連鎖》無限マナコンボ”など、大なり小なりヤバいのがあります。

    とりあえず、いつぞやの“イニシアチブ問題”や“相棒ルール”の時に思った事を再度言いますが、
    『他のプレイヤーが干渉しにくい領域を利用する戦略』は、
    ちょっとの調整ミスでヤババババになる危険性を、そのデザインの時点で最初から孕んでいると言っても、過言ではないと思います。

    追放領域ボーナスカードが今後デザインされるとしても、
    そういった危険性をちゃんと周知している(ハズ?の)開発部は、
    若干弱めにバランス調整してから世に出すのではないかなぁ?
    と思うでヤンス。

    • 応援ありがとうございます。
      全く同じ考え方です。
      追放領域は処理的に便利な側面があると思います。
      つまり、一時的に追放を介することで効果の文章を分かりやすくできているということですね。
      マッドネスとかがその例だと思います。
      とはいえそこから自由にカードが出入りする状況はまずいと思いますし、
      遊戯王出身だからこそ偉いことになることも知っています。
      開発陣には調整がんばってほしいですね。
      出来れば増やさないでいただきたい・・・。

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