【MTG 高騰】鎖のヴェール　闇堕ち、倍プッシュ、どこかで・・・

MTG　高騰

2022.09.03

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2022年9月2日現在

今回の1枚
価格情報
高騰理由
今後の予想
個人的な投資状況
まとめ

今回の1枚

最近、パイオニア関連の高騰ニュースが増えてきていますね。環境トップのデッキは特にですが、パーツが軒並み高騰しています。今日はそのパーツの1つである人気のアーティファクトを基本セット2015よりご紹介。コメントで情報を頂きました！いつもありがとうございます！！

鎖のヴェール The Chain Veil　です。

ストーリー上も大きな存在感を放った伝説のアーティファクト。ストーリー中ではざっくりいうと持った人が悪くなり、パワーアップし、闇落ちします。実際のカードはプレインズウォーカーをパワーアップさせるフレーバー通りの能力です。

まず、メインの能力としては4マナ＋タップで自分のプレインズウォーカー1体につき忠誠度能力を追加でもう1回起動できるようになります。テキストの書き方としては「プレインズウォーカー1体につき」となっているので、起動時点から1体につきあと1回と見えますが、そうではありません。まだ一度も起動していないプレインズウォーカーの忠誠度能力はあと2回起動できますし、まだ戦場に登場していないプレインズウォーカーの忠誠度能力も出した後2回起動できます。起動する権利を+1回する。という認識が分かりやすいですね。更に以下、細かい注意点はこちら。

・増やす回数は累積する（3回、4回と増やすことができる）
・1回目と2回目は同じ忠誠度能力である必要はない
・もちろん忠誠度カウンターの増減が発生する
・相手ターンに起動したとしても起動タイミングを変更できるわけではない
・相手ターンに起動できる特殊な忠誠度能力は相手ターンに増やすことも可能

そして、もう1つの効果ですがターン終了時にプレインズウォーカーの忠誠度能力を起動していなかったら2点ライフを失います。これは明確なデメリットで、プレインズウォーカーがいてもいなくても起動していなければペナルティが発生。プレインズウォーカー主体のデッキでないと活かせないのは当然ですが、プレインズウォーカーを除去されてしまったときに2体目以降のプレインズウォーカーを引いてないと自動的に自滅します。

リスクはありますが、プレインズウォーカーを複数体コントロールしている時の爆発力は凄まじく、プレインズウォーカー主体のミッドレンジなどに合う1枚です。

価格情報

ついに2,000円付近まで上がってきました。かなり上下が激しいですが、市場の在庫がほぼない状態になっているようです。

また、このカードは再録しづらい事情があると思います。というのもこのカードはリミテッドで全く機能しないので、再録ブースターに収録しにくいわけです。統率者デッキとかにも厳しい・・・ということで、The Listで再録されたんだと思います。

高騰理由

これはパイオニアでの需要で、緑単信心が主な活躍場所です。

コンボを決めるには大量のマナとサイドボードからのパーツが必要ということで、土地をアンタップできるプレインズウォーカーでニクスの祭殿、ニクソスをアンタップしたり、大いなる創造者、カーンで持ってきたりと手順が多いです。

この手順の中で忠誠度能力の回数が増えると単純にたどり着くパターンが多くなりますし、大いなる創造者、カーンで対策カードを持ってきながらコンボパーツを揃えるといった芸当が可能になります。そもそも鎖のヴェールをサイドボードに1枚入れておくだけで大いなる創造者、カーンで持ってこれるのが良いですね。

基本は採用したとしてもサイドボードに1枚程度になっているみたいですが、先日紹介した日没を遅らせる者、テフェリーなどを採用したプレインズウォーカー多め構築も増えているので、需要が上がっての高騰ということでしょう。（以前の記事はこちら。）