【MTG 高騰】数多のラフィーク　数多の印章に、一つの目的。

MTG　高騰

2022.05.04

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2022年5月3日現在

今回の1枚
価格情報
高騰理由
今後の予想
個人的な投資状況
まとめ

今回の1枚

グラフを見た瞬間「そんなバカな！？」とベタなリアクションをしてしまいました。面白く、良いカードなのですが、高騰するようなタイプのカードではないです。ただ、このような価格になるのは理由がりますので、騙されないようにしましょう。ということで、アラーラの断片より神話レアクリーチャーのご紹介。

数多のラフィーク Rafiq of the Many　です。

数多の印章に、一つの目的。

クリーチャーが単独で攻撃することを条件に誘発する2つの効果を持っています。

まずはキーワード能力として言葉が当てはめられている賛美。賛美とはクリーチャーが単独で攻撃すると+1/+1修整を受けるという分かりやすい戦闘支援効果です。勘違いがたまに発生すると聞いたことがあるのですが、賛美を持つクリーチャー自身が攻撃しなくても誘発します。また、効果は重複するので、賛美を持つクリーチャーが複数いればその分だけ+1/+1修整を受けられるのも覚えておきたいポイントです。密かにスタンダードに帰ってきてもいい能力なんじゃないかな？と思ってたり。ダメ？

次にクリーチャーが単独で攻撃すると二段攻撃を得ます。この効果がとにかく強力です。特にマナがかからずに毎ターン二段攻撃クリーチャーを作り出せるのは非常に優秀。統率者戦などでは自身をモリモリ強化してワンパンで決めに行こうとするデッキがあるぐらいです。

価格情報

これはまたすごい上がり方ですね。一応、50円とかのカスレアではないカードでしたが、一気に1,000円に到達しそうな勢いです。

最安が微動だにしていないのが怪しいのと、再録情報がそのまま高騰理由になるので、ここでは割愛。

高騰理由

一瞬、神河：輝ける世界で侍が単独攻撃をトリガーとする誘発を持つのでそれかと思ったのですが、残念ながら違うようです。

これがそのまま高騰理由なのですが、過去再録が二度あります。

1つ目はFrom the Vault: LegendsでFOILの新規イラストになって収録。2つ目は最新弾・ニューカペナの街角より、セットブースターから出るThe Listの枠に特別仕様が存在します。

枠が黄金時代仕様になっており、The List特有のプレインズウォーカーマークもありません。完全な新規イラストのカードとして収録されています。

The Listはそもそも4パックに1枚程度しか出ない＋種類も多く、通常のレアや神話レアよりも特定のカードを狙って引くことが難しいです。そうなってくると高騰するのは必然で、このバージョンに人気が集中したことで全体のトリム平均が押し上げられた形になりました。最安が動いていないのも状況を説明してくれています。また、一応海外人気が高いみたいで英語版の方が高値で取引される傾向にあるようです。

このパターンの高騰は稀に発生しますが、注意深く見ていないと騙されそうですよね。買いに走る前によく確認したいところです。