【MTG 高騰】盲従　おのれの卑小さを自覚しはじめると言えよう。

MTG　高騰

2021.05.08

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2021年5月7日現在

今回の1枚
価格情報
高騰理由
今後の予想
個人的な投資状況
まとめ

今回の1枚

今日も今日とてエンチャント。4日連続ですね。初出がギルド門侵犯というのもポイントだと思います。白の2マナエンチャント。

盲従 Blind Obedience　です。

「法衣の膝が抜けるぐらいになってようやく、おのれの卑小さを自覚しはじめると言えよう。」

4日連続でエンチャントの紹介。そして、3日連続で”2マナ”のエンチャントですね。やっぱりエンチャントってのは高騰する確率が高いと思います。まさか、明日も2マナエンチャント？

効果はラヴニカに存在する10のギルドの内、オルゾフ組に見られる能力で、強請というものです。強請とは自分が呪文を唱えたときに(白)か(黒)を1マナ支払うと、1点ドレインしますよ。という効果になっています。ドレインは各対戦相手からなので、多人数戦で対戦相手が3人いれば3点ライフゲインです。意外と馬鹿にならないんですよね。

更に、妨害能力が付いており、対戦相手のアーティファクトとクリーチャーはタップで出るようになります。クリーチャーは速攻が付いていない限りブロックに回れないくらいでさほど影響はないですが、アーティファクトのタップインは見かけ以上に強烈。マナファクトが多用される環境では絶大な影響力を誇ります。

そう、統率者戦とか。って話ですね。前半の効果も含めて、統率者戦で威力を発揮する1枚だと言えるでしょう。

オルゾフ組らしく、名ばかり宗教団体を隠れ蓑にして税を搾り取り、相手を締め付ける。らしいカードですね。

価格情報

流石に高騰とは言えないかな。と思ったんですが、1年前までは100円切ってるどころか最安が50円以下だったカードなので、実はトリム平均、最安ともに1年で3倍になっています。

価格を見るにあたって知っておきたいポイントは高騰カードが極端に少ない「ギルド門侵犯」が初出であること。そして、統率者2016、統率者2017と立て続けに再録していることです。逆風がある中、しっかり価格が上がってきているのは地力の強さを感じますね。

高騰理由

ということで、高騰理由は統率者戦なんですが、実はこのカードはルールの抜け道があって白黒のデッキでなくても使えるんですよね。どういうことかというと、統率者戦は1体のジェネラルを選び、そのジェネラルと同じ固有色のカードのみでデッキを組むというルールになっています。固有色とはそのカードが持つマナコストと効果テキストに書いてある能力の部分に含まれている色のことです。

例えば、巨大なるカーリアは(赤)(白)(黒)のみがデッキに入れられ、ウェザーライトの艦長、シッセイは効果テキストに(白)(青)(黒)(赤)(緑)があるので5色でデッキが組めます。

では、盲従は白と黒のシンボルが効果テキストに含まれているから上記のような最低でも白と黒を含むジェネラルを使わないといけないのでは？と、思いきや違うんですよね。効果テキストの内、（）で閉じられた部分は注釈文であり、補足として扱われるので、固有色の判定には含めません。つまり、盲従の固有色は白単色ということになります。

ということは白単色や白青などをジェネラルに据えたデッキでも使うことができ、実は汎用性がめちゃくちゃ高いわけです。昨今の統率者戦人気を考えると時間経過で値上がってくるのは自然な気がしますね。