【MTG 高騰】静寂　おれのことは、静寂の前の嵐だと思ってくれ。

MTG　高騰

2022.01.20

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2022年1月19日現在

今回の1枚
価格情報
高騰理由
今後の予想
個人的な投資状況
まとめ

今回の1枚

何かに特化した戦術は余計な雑念がなく、まっすぐ勝利に近づくため分かりやすいことが多いです。難易度はともかく、やることは明確ですからね。さらに対戦相手側の目線で言うと、対策しやすいのが特徴でしょう。マッチの2戦目以降はその対策カードを乗り越えて勝ちに行くのか？プランBに移行するのか？腕が試されるところでもありますね。今日は対策カードを乗り越えて、その上から決めに行くためのウェザーライト産エンチャントをご紹介。

静寂 Serenity　です。

おれのことは、静寂の前の嵐だと思ってくれ。
――― ウェザーライトの艦長代行、ジェラード

まず、日本語テキストをどうぞ。

あなたのアップキープの開始時に、すべてのアーティファクトとすべてのエンチャントを破壊する。
それらは再生できない。

2マナの全体除去というとこのカードの異常さが分かるでしょうか？たった２マナでアーティファクトとエンチャントを根こそぎ破壊します。ただし、自身もエンチャントになっていて、設置したのち自分のアップキープが来たら破壊。つまり時間差での破壊になるというデメリットが付いています。

自分のターンが回ってくるまでに割られてしまえば効果は使えませんし、このカードが見えている状況だと展開を控えられてしまうことも考えられるでしょう。手の内を晒して、1ターン待つというのは想像以上に大きいデメリットなのかもしれません。

一応、細かいルールを補足すると、当然自身もエンチャントなので巻き込まれて破壊されます。逆に言うと破壊不能などを付けてあげれば毎ターン全体除去が打てることにはなりますが、そうなったら相手は展開してくれなくなるだけなのであまり意味はありません。

価格情報

良い感じに上がってきました。1,000円に到達しようかという勢いですね。

デメリットがあるとはいえ派手な効果なので、そこそこの値段かと思いきやここ5年ぐらいは100円前後で取引されていました。かなり一気に高騰した状況です。

ちなみに再録は第6版でしています。白枠なのでウェザーライト版ほど人気はありませんが、どちらも在庫が少ない状況のようです。

高騰理由

このカードの神髄は少なくとも1ターンの間、マナをかけずに置物を消せることにあります。つまり、1ターンだけ安全な状況を作れるわけです。

使用できるのはレガシー以下ということになりますが、1ターンあればゲームを決められて、置物に対策されてしまうデッキ・・・。

そう、リアニメイトです。

墓地に送るパーツと釣り上げるパーツが揃えばそれらを通すだけのお手軽コンボで、人気もあります。ただ、とにかく墓地追放の対策カード1枚で封殺されてしまうので、それらを一気に排除できるこのカードは優秀です。1ターン目にマナ加速から設置、2ターン目の開始時にマナを使わず墓地対策を全て排除、1マナで釣り上げたいクリーチャーを墓地に送って1マナで釣り上げる。レガシーともなると2マナあれば仕込みから釣り上げまでできてしまうので、早いターンにマナを使わずに使える全体除去が弱いわけないですね。

ちなみに、猛威をふるっているウルザの物語を巻き添えで破壊できるのもポイントです。