【MTG 高騰】密輸人の回転翼機　誰でも簡単にヘリを操縦できる

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2023年12月2日現在

今回の1枚

今日は再評価されつつある機体を取り上げたいと思います。このカード、かつては「最強」の1枚でした。カラデシュといえば・・・？いっぱいあるけど、やっぱりこのヘリコプターでしょ。

密輸人の回転翼機 Smuggler’s Copter　です。

スタンダードで大暴れし、あっという間に禁止になったので、強く記憶に残っている方も多いのではないでしょうか？発売直後、いくつものイベントやグランプリ（今で言うプレイヤーズコンベンション）でトップ8の採用枚数が32枚、つまりトップ8全員が4枚投入という状況でした。正直、カラデシュ発売直後のスタンダードは密輸人の回転翼機を誰が一番上手に使えるか選手権になってましたね。

まずは当時新登場だった機体メカニズムの解説から。アーティファクトとして場に出ますが、搭乗という能力でクリーチャーをタップすることでアーティファクトクリーチャーになる仕組みです。搭乗は「搭乗X」の形で表記され、クリーチャーのパワーの合計がX以上になるようにタップする必要があります。クリーチャーをタップするという行為で機体に乗り込んで動けるようになるというフレーバーは面白いですね。

では、ここからが問題なのですが、このカードの搭乗は1です。つまり、パワー1以上のクリーチャーをタップするだけで乗り込むことができます。そして、クリーチャーになった後は3/3、飛行という破格のスペックになり、さらに攻撃orブロック時に1枚引いて1枚捨てる誘発型能力まで持っているのが凄い。

たしかに、クリーチャーをタップするというお膳立ては必要です。が、それがパワー1以上と非常に簡単で、その簡単なお膳立てで2マナ、3/3、飛行、1枚ルーティングというのはスタンダードを破壊するには十分すぎる性能でした。ということで、スタンダードでは約4カ月ほど暴れた上で禁止。（当時としてはかなりのスピード禁止でした）そして、パイオニアでも早い段階で禁止になっています。

ちなみに、同じカラデシュに収録されたコモンにはこういうカードがあり、レアになったらここまでハイスペックになるの？と驚いたものです。

いや、やっぱり計算おかしいでしょ？笑

価格情報

超強力なカードですが、流石にパイオニアで禁止となっては活躍の幅が限定されるので、価格水準としては低めですね。ただ、ここへきて上昇のきざしを見せています。

ちなみに、神河：輝ける世界 統率者デッキやSecret Lairで再録を経験しました。

高騰理由

まず、使われているデッキの話をします。モダンではマーフォークをはじめとするアグロデッキで地上戦力を飛行戦力に変換できるカードとして活躍中。

また、レガシーやヴィンテージでは軽量クリーチャーで攻めるテンポ系のデッキやアーティファクト主体のデッキでたまに見かけます。

では、今回の高騰はこれらのデッキに新たなトピックスがあったことが理由かというと、それもあるのですが、おそらくパイオニアで禁止解除の機運が高まっていることが高騰理由です。なぜ、こういう流れになっているかというと似たような機体が普通に最新弾のイクサラン：失われし洞窟で登場したからだと思います。地底のスクーナー船というカードです。

だいぶ調整されていますが、密輸人の回転翼機よりも勝っているところがあり、これが許されるなら大丈夫なんじゃない？という想像が膨らむのは理解できます。次回の禁止改定は12/4（日本だと12/5）に予定されており、パイオニア、モダン、パウパーに変更が予告されていることで更なる憶測を呼んでいますね。果たしてどうなるでしょうか？

今後の予想

この予想はパイオニアで解除されるかどうか？という予想になってくると思います。個人的な考えではNOです。無色であるため汎用性が高すぎるので、ありとあらゆるアグロが採用しそうなのはよくないなと。

予想としては解除されず沈静化としておきます。解除されたら・・・手のひら返します。笑

まとめ

本日は密輸人の回転翼機でした。

コメントでご意見などいただけますとうれしいです。

なんせアカデミーを名乗ってますもので、知識はぶつけ合って高めていくものだと思っております。

それでは、マジックで稼いで、好きなカードを沢山買いましょう！
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