【MTG 期待の1枚】魂なき看守　生物なのは弱点であり強み

MTG　期待の1枚

2023.10.15

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本日は、値上がる予想をしているものの、まだ上がってきていないカードを紹介する【MTG　期待の一枚】です。

2023年10月13日現在

今回の1枚
価格情報
注目理由
今後の予想
まとめ

今回の1枚

今日のカードは使っている方が多いのではないでしょうか？ファイレクシア：完全なる統一産のいわゆる対策カードというやつですが、見られる範囲も広くて有能だと思います。

魂なき看守 Soulless Jailer　です。

「扉に錠をして、鍵は飲み込め。」
――処刑者の族長、ヴラーン

2つの対策能力を持っています。まず、1つ目は墓地のパーマネントが戦場出られないというもので、非常に分かりやすいリアニメイト対策です。スタンダードから下環境までリアニメイトデッキの最適解として君臨している偉大なる統一者、アトラクサと同時収録ということもあり、ずっと墓地対策の選択肢に入っているカードだと思います。

クリーチャーだけではなくパーマネント全体に影響するので見られる範囲が広く優秀ですね。

ちなみに、この能力には注意点があり、「墓地からパーマネント呪文を唱える」に関しては防ぐことが出来ません。直観的にはできそうなものですが、呪文を唱える＝スタックに積むことを意味するので、唱えた瞬間には墓地を離れスタックに積まれているため墓地からは出ていないということになります。

2つ目は墓地と追放領域から非クリーチャー呪文を唱えられないという能力です。これも幅広くいろんな対策になります。例えば墓地からスペルを唱えられるフラッシュバック、一時的にカードを追放領域から唱えられる(衝動的ドロー)系のカードなどなど。

いろいろ対策できるのが素晴らしいですが、弱点は明確にあります。それはアーティファクト・クリーチャーであることです。タフネスはそこそこあるものの、火力や一般的な置物破壊で壊されてしまいます。特にリアニメイトデッキはこのような置物への対策を用意しているものなので、過信は禁物といったところです。

価格情報

地味にちょっとだけ値上がってるんですよね。とはいえ、汎用性の高いカードの割には安価です。やはり、あくまでも対策カードということなのでしょうか？

正直、ストレージによく入っています。持っておいて損はないカードなので、見つけたら買ってみるのがいいかもしれません。

注目理由

スタンダード～モダンぐらいまで幅広く活躍中。まず、スタンダードの話をしましょう。入るデッキを見るよりは何への対策なのかを明確にした方がイメージしやすいと思います。

まず、スタンダードではクリーチャーでない出来事持ち呪文に刺さります。

出来事で唱えた後追放され、追放領域からエンチャントで唱えられるわけですが、それを咎めることが出来るわけです。

更にはバトルー包囲網も裏面になるとき一時追放されてから唱えるので、これも止まります。

あとはもちろんリアニメイトなどにも刺さるので、環境で幅を利かせているカードをまとめて対策できるのがエライですね。

次にモダンの話をしようと思います。モダンの場合は強力な墓地対策カードがてんこ盛りなので、優先順位が落ちることが多いです。が、自分も墓地を使うデッキが相手の墓地を対策するのに使われています。具体的にはヨーグモス医院です。

え？そんなことしたらヨーグモスのループに入れなくなるじゃん？と、思われるかもしれませんが、ループに入る際にスランの医師、ヨーグモスの能力で生け贄にできるため、墓地対策状態を解除してからループに入ることができます。置物の墓地対策ではなく、あえてクリーチャーである魂なき看守を使うことで可能になっているギミックですね。

あとは親和などでもアーティファクトクリーチャーであることが重要になってくるので、使われることがあるようです。